メンズのお客様、女性客と同じ声かけで大丈夫ですか?
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メンズのお客様、女性客と同じ声かけで大丈夫ですか?

メンズのお客様、来ていただけるのはうれしいのに「2回目が続かない」「なんとなく会話が弾まない」と感じたことはありませんか。技術に問題があるわけではなく、接し方や周期の考え方が、女性客向けのままになっているだけかもしれません。

この記事では、メンズ客ならではの来店周期の感覚、会話や提案の間合い、リピートにつながる声かけのタイミングまで、面貸し・個人店の美容師が今日から使える視点をまとめました。

個人事業主の美容師がひとりで抱える仕事

集客・SNS・カルテ・予約対応まで全部ひとりでやっていると、正直「お客様ごとに接し方を変える」余裕なんて無いように感じます。僕自身、業務委託で働いていたころは、男性のお客様にも女性のお客様と同じテンションで話しかけて、なんとなく距離を詰めきれないまま終わってしまうことがよくありました。

特別なテクニックが要るわけではありません。ちょっとした視点の違いを知っているかどうかだけで、次の予約につながる確率は変わってきます。

とはいえ、劇的な変化を起こす必要はありません。まずは1人のお客様から、来店周期を記録してみるところから始めれば十分です。

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メンズ客の来店周期は、思っているより短い(そして揃いにくい)

まず知っておきたいのが、メンズのお客様は髪型の維持を重視する分、来店の間隔が短くなりやすいという傾向です。伸びると清潔感が損なわれると感じる方が多く、3〜4週間おきに来店される方も珍しくありません。

こんなズレ、起きていませんか
  • 女性客と同じ「40日サイクル」でリマインドしていて、間隔が空きすぎている
  • お客様によって希望の間隔がバラバラで、一律の周期で管理できていない

大事なのは、お客様ごとに「この人は何週間サイクルか」を記録として持っておくことです。全員に同じ周期を当てはめるのではなく、初回・2回目の来店間隔をそのまま次回提案の目安にするのが確実です。

もうひとつ見落としやすいのが、「毎回同じ美容師を指名したい」という気持ちの強さです。担当を変えずに通いたいと考える傾向は男女問わずありますが、周期が短いぶん、担当不在のタイミングで機会を逃すと次の来店まで日が空いてしまいやすいという特徴があります。予約枠の空き状況をこまめに伝えておくことも、地味に効いてきます。

会話は「広げる」より「短く区切る」ほうが心地いいことがある

女性客に対して自然にしている「今日はどちらまでお出かけですか」といった雑談が、メンズのお客様にはあまり歓迎されないケースがあると感じたことはありませんか。もちろん個人差はありますが、傾向として押さえておきたいポイントがあります。

1
最初の一言で様子を見る「今日はゆっくりでいいですか、それとも手短めがいいですか」と聞いてしまうのが早い方法です。
2
沈黙を無理に埋めない会話が途切れても、悪い空気とは限りません。無理に話題を探すより、施術に集中している姿勢のほうが安心されることもあります。
3
仕事・髪型の悩みなど「実用的な話題」を軸にするプライベートの深掘りより、セットのしやすさや朝の時短など、実利につながる話題は反応が良い傾向です。

「話しかけなければ」という思い込みを一度手放し、お客様に合わせて会話の量を調整するという発想に切り替えるだけでも、居心地の良さは変わります。

会話は「広げる」より「短く区切る」ほうが心地いいことがある

提案は「見た目の変化」より「維持のラクさ」を軸に

女性客への提案は「イメージチェンジ」が刺さりやすい一方、メンズのお客様には「日々のスタイリングがどれだけラクになるか」のほうが響くことが多いです。

女性客への提案例メンズ客への言い換え例
「思い切って印象を変えてみませんか」「朝のセット時間を短くする切り方にしませんか」
「トレンドのカラーはいかがですか」「白髪をぼかして、伸びても目立ちにくくしませんか」

変化そのものより、「変えたことで日々がどうラクになるか」を伝えるほうが、提案が通りやすくなります。ビフォーアフター写真の撮り方も、変化を分かりやすく見せる手段として活用できます。

リマインドは「短い一言」がちょうどいい

来店サイクルが短いメンズ客ほど、リマインドの頻度も高くなりがちです。だからこそ、毎回長文で送らないことが続けるコツになります。

ポイント: 「そろそろ伸びてきた頃だと思うので、よろしければご予約どうぞ」くらいの短い一言で十分です。周期が短い分、毎回同じ長さの丁寧な文面を送っていると、送る側の負担も大きくなり続きません。

周期の記録さえあれば、送るタイミング自体で悩む時間は減らせます。LINE公式のリマインド活用法も、あわせて確認しておくと定型文の使い分けがしやすくなります。

初回のうちに聞いておくと、あとがラクになること

メンズ客の来店周期・好みは、通っていただくうちに少しずつ分かっていくものですが、初回のカウンセリングで先に聞いておける項目もあります。

1
「どのくらい伸びたら気になりますか」本人の感覚での周期を、最初に一言だけ聞いておく。
2
「セットにかけられる朝の時間」提案するスタイルの方向性を決める材料になります。
3
「連絡はLINEとメール、どちらが好みか」リマインドの手段を最初にそろえておくと、あとで聞き直す手間が省けます。

この3つは、施術の合間の会話の中で自然に聞ける内容です。カウンセリングのコツもあわせて確認しておくと、初回の会話全体がスムーズになります。

「メンズ専門」にしなくても、視点を持つだけで変わる

誤解しやすいのですが、メンズ客のリピートを増やすためにメニューや内装をメンズ専門店のように作り替える必要はありません。個人店・面貸しの美容師にとって現実的なのは、既存のお客様対応の中に「メンズならではの視点」を1つずつ足していくことです。

3〜4週間目安となる来店周期(個人差あり・記録で確認を)
短く区切る会話・リマインド文、どちらも共通する意識

大切なのは、来店周期・会話の間合い・提案の軸という3つの視点をお客様ごとの記録として持っておくことです。感覚だけに頼らず、次に会ったときにすぐ思い出せる状態にしておけば、特別な仕組みを新しく作らなくても、今日から実践できます。

この3つの視点はどれも、明日からの接客にそのまま使えます。まずは次にいらっしゃるメンズのお客様に対して、周期・会話量・提案の軸のうちどれか1つだけを意識して変えてみてください。

この記事のまとめ
  • メンズ客は来店周期が短くなりやすく、女性客と同じサイクルで管理すると間隔が合わないことがある
  • 会話は無理に広げず、お客様に合わせて量を調整する。実利につながる話題のほうが反応が良い傾向
  • 提案は「見た目の変化」より「維持のラクさ」を軸にすると通りやすい
  • リマインドは短い一言で十分。周期が短いぶん、毎回の負担を減らす工夫が続けるコツ
  • 専門店化は不要。既存の対応にメンズならではの視点を1つずつ足していけば十分
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お客様ごとの来店周期と好みを、記録として残す

Salon Oneでは、お客様ごとの来店サイクルや希望内容をカルテに残し、次回の来店タイミングの目安にできます。メンズ・レディース問わず、その人に合わせた周期の記録に使えます。

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よくある質問

Q. メンズ客の来店周期は、必ず3〜4週間と考えていいですか?

あくまで目安です。髪型や本人のこだわりによって個人差が大きいため、実際の初回・2回目の来店間隔を記録し、その方に合わせた周期として扱うのが確実です。

Q. 会話が少ないお客様は、満足していないのでしょうか?

必ずしもそうとは限りません。会話の少なさよりも、施術内容や仕上がり、待ち時間の少なさで評価されている場合もあります。無理に会話を増やすより、実用的な話題や短いやり取りを心がけるほうが良い場合があります。

Q. メンズ専用メニューを新しく作ったほうがいいですか?

必須ではありません。既存のメニューのままでも、来店周期の記録や声かけの内容を調整するだけで、リピートにつながる余地は十分にあります。

Q. リマインドの頻度は、女性客と同じでいいですか?

来店周期が短い傾向がある分、リマインドのタイミングも早まることがあります。ただし文面は毎回長くする必要はなく、短い一言のほうが続けやすく、お客様側の負担も少なく済みます。

※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。制度・料金・仕様の詳細は各提供元や専門家の最新情報をご確認ください。