フリーランス美容師の確定申告 完全ガイド
「売上は入ってくるけど、確定申告って何から手をつければ…」——業務委託・面貸しで働くフリーランス美容師のために、確定申告の基本から、経費・青色申告・スマホでの管理まで、はじめての人向けにやさしくまとめました。
そもそも確定申告は必要?
サロンに雇用されている社員と違い、業務委託・面貸しのフリーランス美容師は自分で税金を計算して納める必要があります。目安はシンプルです。
- 専業の場合:年間の所得(売上−経費)が48万円を超えたら申告が必要
- 副業の場合:本業以外の所得が20万円を超えたら申告が必要
「所得」は売上そのものではなく、売上から経費を引いた金額です。だからこそ、経費をきちんと記録することが節税の第一歩になります。
青色申告なら最大65万円の控除
申告方法には白色申告と青色申告があります。手間はかかりますが、フリーランス美容師には青色申告が断然おすすめです。
| 白色申告 | 青色申告 | |
|---|---|---|
| 特別控除 | なし | 最大65万円 |
| 帳簿 | 簡易 | 複式簿記 |
| 事前届出 | 不要 | 必要 |
青色申告をするには、開業から2か月以内(またはその年の3月15日まで)に開業届と青色申告承認申請書を税務署に提出しておく必要があります。まだの人は、来年分に間に合わせるためにも早めに出しておきましょう。
美容師が経費にできるもの
迷いやすいポイントですが、「事業のために使ったお金」は経費にできます。代表的なものは次のとおりです。
- シザー・ドライヤー・アイロンなどの道具
- 面貸し料・材料費(カラー剤・パーマ液など)
- 講習会・セミナー・技術習得の費用
- サロンへの交通費・出張費
- スマホ代・通信費(家事按分)
- Instagram広告・ホットペッパー掲載などの集客費
- 名刺・チラシなどの販促物
申告までの流れ(4ステップ)
- 日々の売上と経費を記録する(ここが一番大事)
- 1年分(1/1〜12/31)を集計する
- 確定申告書を作成する(国税庁「確定申告書等作成コーナー」やe-Taxが便利)
- 2/16〜3/15の期間に提出・納税する
大変なのは実は3・4よりも「1」の日々の記録です。1年分をまとめて思い出すのは不可能に近いので、毎日の売上と経費をその場で残せる仕組みを持っておくと、申告直前の地獄を避けられます。
売上も経費も、スマホでその場で記録
Salon One なら、日々の売上入力・経費登録・勘定科目の仕分けから、年間の所得・税金の概算までアプリで完結。確定申告用のデータをCSVで出力できます。
無料ではじめるよくある質問
Q. 開業届を出していなくても申告できますか?
できます。ただし青色申告の65万円控除を受けるには事前の届出が必要なので、出していない年は白色申告になります。
Q. 会計ソフトは必要ですか?
必須ではありませんが、複式簿記の帳簿づけを手作業でやるのは大変です。日々の売上・経費を貯めておけるアプリを使うと、集計と申告がぐっとラクになります。
Q. 経費のレシートは保管が必要ですか?
はい。原則7年間の保管が必要です。撮影して残しておくと紛失を防げます。
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の税務判断を保証するものではありません。正確な取り扱いは国税庁の案内や税理士にご確認ください。