同時に何人まで受けられる?カラー放置中の「すきま時間」の活かし方
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同時に何人まで受けられる?カラー放置中の「すきま時間」の活かし方

カラーの放置時間、パーマの待ち時間——この「手が空いている時間」をどう使うかで、一人サロンの一日あたりの受付可能数は大きく変わります。放置時間中に別のお客様のカットを進められれば、実質的に同時に2人を受けられる時間帯が生まれます。

一方で、これを甘く見積もると、当日になって「時間が足りない」「お待たせしてしまう」という事態を招きます。この記事では、同時受付人数をどう考え、どう設定すればいいかを整理します。

個人事業主の美容師がひとりで抱える仕事

「せっかく放置時間があるのに、ただ待っているだけの時間がもったいない」と感じたことがある方は多いはずです。かといって、欲張って詰め込みすぎると、両方のお客様を待たせてしまい、かえって満足度を下げてしまう。この線引きが難しいからこそ、多くの方が「なんとなくの感覚」で同時受付を判断しているのではないでしょうか。感覚に頼った判断は、忙しい日ほどズレが大きくなります。ここで一度、考え方を整理しておきましょう。

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同時受付人数とは何か

同時受付人数(キャパシティ)とは、ある時間帯に同時に対応できるお客様の人数のことです。1人体制で、施術に完全に付きっきりのメニューしか扱わないなら、この数字は常に1のままで問題ありません。

しかし、次のようなメニューを扱っている場合は話が変わります。

放置時間が発生しやすいメニュー
  • カラー(薬剤の発色を待つ時間)
  • パーマ・縮毛矯正(ロッド巻き後の放置)
  • トリートメント(浸透を待つ時間)
  • ヘッドスパの一部工程

これらのメニューの放置時間中に、別のお客様のカウンセリングやシャンプー、簡単なカットを進められるなら、その時間帯は「実質2人受けられる枠」になります。この考え方を予約枠に反映できているかどうかで、一日にこなせる人数が変わってきます。

この言葉自体は聞き慣れないかもしれませんが、実際にはほとんどの美容師が無意識のうちにこの調整をしています。「この時間はカラーが入っているから、新規の予約は次の枠にしよう」という判断は、まさに同時受付人数を頭の中で計算している状態です。問題は、この計算が感覚的で、日によって・その日の疲れ具合によってブレやすいことです。仕組みとして明文化しておけば、忙しい日でも判断がブレにくくなります。

詰め込みすぎるとどうなるか

放置時間を活かすこと自体は合理的ですが、限度を超えると逆効果になります。よくある失敗パターンを見てみましょう。

1
放置時間の見積もりが甘い「だいたい30分」で計算していたのに、髪質やダメージ具合で実際は40分かかった。この10分のズレが、次のお客様の待ち時間に直結します。
2
複数人が同時に「手のかかる工程」に入るカラーの放置中にもう一人をカットで進めるつもりが、両方とも同じタイミングでシャンプー台が必要になり、結局どちらかを待たせてしまう。
3
接客の質が落ちる常に時間に追われている状態だと、一人ひとりとの会話やカウンセリングが雑になり、「早く終わらせようとしている」という印象を与えてしまうことがあります。

同時受付は、あくまで「余裕を持って対応できる範囲」で設定することが大切です。無理な詰め込みは、目先の受付人数は増えても、リピート率という長期的な数字を下げるリスクがあります。

詰め込みすぎるとどうなるか

メニューごとに設定を分ける

すべてのメニューを一律「同時2人」にする必要はありません。放置時間が長いメニューと短いメニューでは、活かせる余地が違います。

メニュー放置時間の目安同時受付の余地
フルカラー25〜35分大きい(カット等を挟める)
縮毛矯正工程が長く分割しやすい中〜大
カット単体ほぼ無し小さい(付きっきりが基本)
トリートメント単体10〜15分小さい(短時間で戻る必要あり)

メニューの組み合わせによって余地は変わるので、まずは自分の施術時間を実際に計測してみることをおすすめします。「なんとなく空いている気がする」ではなく、実測値をもとに判断すると、無理のない設定がしやすくなります。

計測は特別な道具がなくても、スマホのタイマーで数回分の施術を記録するだけで十分です。同じメニューでも、髪の長さや毛量によって放置時間の前後の作業(塗布・シャンプー準備など)にかかる時間は変わります。数回分の平均を取っておけば、日々の予約枠の目安として十分な精度になります。焦って一度に全メニューを計測しようとせず、よく出るメニューから少しずつ記録していくだけでも、十分に判断材料になります。

曜日・担当ごとに調整する視点も

同じメニューでも、繁忙日と閑散日では余裕度が違います。土日は接客が立て込みやすく、放置時間中の「すきま作業」に手が回らないことも珍しくありません。逆に平日は余裕があり、同時受付を積極的に活用できる日もあるはずです。

ポイント: 同時受付人数は固定値にせず、曜日ごと・担当者ごとに変えられる仕組みがあると現実に合わせやすくなります。新人スタイリストのうちは1人に絞り、慣れてきたら曜日を見ながら段階的に増やす、という運用が無理なく続けられます。

Salon Oneの予約タイムラインでは、担当ごとのシフトに同時受付人数を設定でき、公開予約ページ側の空き状況にもそのまま反映されます。設定を変えるたびに手作業で予約表を書き直す必要がないので、繁忙期・閑散期の切り替えも負担になりません(予約受付のしくみについて詳しくはこちら)。

迷ったら「1人分、少なめ」から

同時受付人数の設定に迷ったときは、思っているより少なめから始めることをおすすめします。増やすのは簡単ですが、一度お客様を待たせてしまった経験は、そのお客様の印象に長く残ります。まずは無理のない人数で運用し、実際にどれくらい余裕があったかを数週間見てから、少しずつ調整していくのが安全な進め方です。

特に、公開予約ページを通じて初めて来店されるお客様の場合、待たされた経験がそのままお店全体の印象になってしまいます。常連のお客様であれば「今日は混んでいるから仕方ない」と理解してもらえることも、初めてのお客様には伝わりません。同時受付人数を新規のお客様が多く入る時間帯だけ控えめにする、といった細かい調整も、慣れてきたら検討する価値があります。

また、体調やその日の混み具合によって、当日だけ一時的に人数を減らす判断も大切です。「せっかく設定したから」と機械的に運用するのではなく、無理だと感じたらすぐに調整できる柔軟さを持っておくことが、結果的にお客様満足度にもスタッフの負担にも良い影響を与えます。

この記事のまとめ
  • 同時受付人数とは、ある時間帯に同時対応できる人数のこと。放置時間が発生するメニューほど、活かせる余地が大きい。
  • 詰め込みすぎると、放置時間の見積もりズレや工程の重なりで、かえってお客様を待たせてしまうリスクがある。
  • メニューごとに放置時間の長さが異なるため、実測値をもとに同時受付の余地を判断するのが安全。
  • 曜日・担当者ごとに調整できる仕組みがあると、繁忙日と閑散日の違いに合わせやすくなる。
  • 迷ったら少なめから始め、実際の余裕度を見ながら段階的に増やしていくのが無理のない進め方。
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同時受付人数も、担当ごとに管理できます

Salon Oneの予約タイムラインでは、担当・曜日ごとに同時受付人数を設定でき、公開予約ページの空き状況にもそのまま反映されます。放置時間を活かした予約枠づくりを、無理のない範囲で進められます。

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よくある質問

Q. 同時受付人数を増やすと、必ず売上は上がりますか?

一日にこなせる人数の上限が上がる可能性はありますが、必ず売上が伸びると断定はできません。詰め込みすぎて接客の質が落ちると、逆にリピート率が下がるリスクもあるため、無理のない範囲で調整することが大切です。

Q. アシスタントがいない一人サロンでも同時受付は活用できますか?

工程の組み方次第で活用できます。ただし付きっきりの作業が多い一人サロンでは、同時受付の余地は限定的になりがちです。まずは自分の施術の流れを見直し、放置時間が実際にどれくらいあるかを確認するところから始めるとよいでしょう。

Q. 同時受付を設定したら、公開予約ページにも反映されますか?

Salon Oneでは、設定した同時受付人数がそのまま公開予約ページの空き状況判定に使われるため、二重で管理する必要はありません。

Q. 新人スタイリストにも同時受付を任せてよいですか?

施術スピードや工程管理に慣れていないうちは、同時受付人数を1人に固定しておくことをおすすめします。慣れてきたら少しずつ増やしていくと、無理のない成長につながります。

※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。制度・料金・仕様の詳細は各提供元や専門家の最新情報をご確認ください。